レーザー照射による視力回復
エキシマレーザーによる角膜加工

普通、レーザーというのは、強いエネルギーで厚い鉄板をも通してしまう怖いイメージがありますが、エキシマレーザーは、加工箇所以外は、影響を与えずに火傷もせずにマイクロメートル(μm)1000分の1ミリ単位で精密に加工できる(アブレーションといいます。)特殊なレーザーなのです。
レーシック(LASIK)の手術を理解するのに、エキシマレーザーという特殊なマシーンを理解する事が、1番のポイントだと思います。
現在、レーシックで使用されているエキシマレーザーは、何種類かあり、特徴として日本製の Nidekは、照射方式が、細く往復運動や回転運動で加工します。米国製のVISXは、比較的太い径のレーザー照射になります。その他ドイツのウエブライト社製のアレグレットシリーズもあります。このように同じエキシマレーザー機器でも製品によって照射方式の違いがあります。どんどん精密で安全なエキシマレーザーが開発されています。
管理人が、神戸クリニック三宮でエピレーシックの手術を受けたレーザーマシーンは、アレグレット『EYE-Q』というマシーンです。
レーシック手術の失敗
レーシック手術後の合併症
レーシックの手術は、失明などの症例は、無く比較的安全な手術と言われています。しかし、メガネなどの矯正と違いやはり、手術ですので、メリットばかりでなく、デメリットも検討しましょう。
・角膜拡張(ケラトエクタジア)
角膜の中心部分の厚みは、通常約0.5ミリあります。レーシックは、この厚みを減らして目に入る光の屈折を変える手術になります。手術後の厚みが薄くなりすぎると目の中の圧力に負けて薄い厚み部分が、中から飛び出す形になります。この場合、近視やひどい乱視状態になります。
・実質内上皮迷入
レーシックの手術で作成したフラップ(角膜上皮やボーマン膜を含む)下に角膜上皮が、迷入してしまうことです。
・角膜混濁(ヘイズ)
PRKやエピレーシックの角膜上皮の再生で角膜にニゴリが、発生します。通常のレーシックでもフラップ下部にニゴリが発生します。
・ドライアイ
一時的に目が乾燥する状態でこれは、手術時に細かい神経なども一緒にカットする為と言われている。
・ハロー
術後の夜間の見え方で信号などの明るい光の周囲に輪状のモヤがつく現象。
・グレア
術後の夜間の見え方で明るい光や照明がとてもマブシク感じる現象。
レーシック(LASIK)の手術の失敗は、稀に起こる重度のものと一時的に起こる軽度なものがあります。可能性は、どういう種類のレーザー手術にしても強度近視の方は、中、軽度近視の方より大きい。
レーシック術式の種類
個人の状態によってベストな選択を
・レーシック
レーシックの手術で最もポピュラーな術式→マイクロケラトームというカンナ状の電動メスを使用してフラップを作成します。レーザー照射後にフラップを元に戻す術式です。PRKなどと比べると術後の痛みも少なく、視力も直ぐにでます。
・イントラレーシック
レーシックの発展型→レーシックが、フラップを作成するのに電動メスを使用するのに対してこのイントラレーシックは、レーザーでフラップを作成します。カンナ状の電動メスよりもフラップの厚みを薄く作成することが、できるのが、特徴です。
・PRK
レーシックと同様にレーザーを照射しますが、基本的には、フラップを作成せずに角膜上皮から直接レーザーを照射します。レーシックよりも術後の痛みがあります。角膜上皮の再生度合いによって見え方が違ってきます。視力が、安定するまでに少し時間がかかります。
・エピレーシック
PRKの発展型の術式です。PRKが、角膜上皮から直接レーザーを照射するのに対して、薄いフラップを作成してその下部部分からレーザーを照射します。レーザーがより正確に照射できます。フラップ部分は、角膜上皮に作成するために再生しますのでレーシックに比べて術後、ボクシングなどの直接目に打撃のあるスポーツにも向いています。
・フェイキックIOL
レーシックと異なり目の加工は、行わずに眼内にレンズを挿入、装着します。強度近視や角膜が薄くレーシック手術の適応外の方も矯正できます。眼内にレンズを入れての矯正なので、出せば又もとの目に戻れます。
管理人は、強度近視の為に通常のレーシックは、適応外でした。イントラレーシックかエピレーシックかで迷った結果、エピレーシックにしました。それは、合併症の種類でのリスクと激しいスポーツをする可能性などを考慮した結果です。
エピレーシック
術後の見え方の検証
レーシック 情報館サイトの管理人である私は、2007年11月28日に神戸クリニックでエピレーシックの手術を受けました。
術後の見え方の検証を記述する現在は、術後約40日経過しています。見え方は、日々変化し現在進行形ですが、現在までの見え方の検証と今後も経過に即してみなさんにお知らせします。
オートレフラクトメータ(メガネ屋さんなどで視力測定の目安とするために屈折率や乱視度数を光学的に測る機械)で先日、屈折度数などの計測をしてもらいました。右目が-0.75で左目が-2.0で乱視度数が左右の目とも、0.75でした。
屈折度数でいくと左が0.3〜0.7ぐらい右が0.5〜1.0ぐらいの視力で落ち着きそうです。乱視は、もともと右目には、なかったのですが、エピレーシック手術後の現在は、乱視になっています。
現段階での視力は、両目で0.8〜1.2ぐらいだと思います。確か?普通自動車の免許の資格は、両目で0.7です。
現段階での見え方は、自動車やバイクの運転は、できます。標識の文字が乱視的な見え方になったり、コントラストが薄かったりで認識しにくいです。細かい字は、見ずらくなりました。事実エピレーシックの術後から本を一冊も完読できていません。
現段階では、目での認識を非常に重要視する職業の方には、オススメできません。日常生活では、テレビなどはよく見えます。道路の向かい側の人の顔は、誰であるか?認識しづらいです。
上記の表現でだいたいのニュアンスは、伝わりますでしょうか?
さて、何故このような微妙な見え方になるのでしょうか?
角膜実質層を削った面は、どういう形になっているのか?いずれにしてもこの面は、再生などしないとの事なので、もしこの術後の乱視が治るとしたら再生している角膜上皮部分が、もっと精密に再生していくのだろうと思います。
近視が強いほど、角膜実質層を削る厚みが多くなるみたいです。これが、術後の合併症の可能性を大きくしていると思われますが、見え方としては、削る厚みが多いのと少ないのとちがうのでしょうか?
という疑問が湧きます。想像するに近視矯正のレーシック手術は。角膜での光の屈折を弱めるために再生しない部分を平坦?に削り、光の屈折角度を弱く?します。
そうすると角膜と水晶体の間で網膜の焦点までに正視に近い状態でピントが合う理屈なので同じように見えるはずです。
しかし、色んな方のネットでの体験談を調べていますと強度近視などの場合は、近視が弱い人より術後の視力が思ったほどでなかったり、乱視になったりする方が多いと思われます。
考えられる可能性としては、
@再生した角膜上皮面と削り取った角膜実質面には、クリアランスがあると思うのですが、その間隔が削る量の多いほど正視の見え方と異なる。
Aエキシマレーザーの種類や照射方法、照射をする人の技術にもよると思われますが削る量の多いほど計算との誤差が生じやすい、或いは削る形状が上手くいかない。
現在の見え方は、まだ不安定な状態で結果は、出ていません。再手術や安定後にメガネによる矯正も考えられます。現段階では、日常生活にあまり不便を感じないぎりぎりの視力です。今後は、見え方の変化や合併症の有無もお伝えしていきます。
